「カンガルーケア」と「完全母乳」で赤ちゃんが危ない
 
 目次
 
(序章) 「産湯」と「乳母」こそ新生児管理の原点
―出産のリスクを減らしていた先人の知恵 
  ・原始時代に戻った日本のお産
・久保田式新生児管理の原点となった「母の言葉」
・「君がいると患者が減る」
・「正常分娩児」の研究が全くない日本 
   
(第一章) 急増する発達障害児 
―行き過ぎた「完全母乳」と「カンガルーケア」 
  ・「発達障害児が増えている」―ベテラン教師たちの不安
・米国では高校生男子の「5人に一人」が発達障害
・発達障害の発生率は「産まれた病院」で5倍違った
・先生の病院で生まれた赤ちゃんになぜ発達障害児が少ないのか
・安全な「母乳哺育」と危険な「完全母乳主義」
・リスクを知らせずに「完全母乳」を推進したWHO
・赤ちゃんの「空腹」は非常に危険
・「黄疸は心配ない」の言葉に騙されてはいけない
・カンガルーケアと新生児の「低体温症」
・「赤ちゃんの異変」を毛布で隠す
・生まれたばかりの赤ちゃんは「5CCしか飲めない」のウソ
・厚生労働省 「授乳と離乳の支援ガイド」の過ち
・久保田式新生児管理は「温めるケア」 
(第二章) 完全母乳はしてはいけない 
―「赤ちゃんに優しいお産」は本当か 
  ・完全母乳病院の「闇ミルク」
・栄養不足と発達障害 @「新生児黄疸」の危険性
・栄養不足と発達障害 A「低血糖症」の危険性
・赤ちゃんの「6人に1人」は見えない低血糖リスクを抱えている
・完全母乳では「見えないリスク」を抱える赤ちゃんを守れない
・母親へのブドウ糖点滴が赤ちゃんの「低血糖症」を招くという最新の研究
・栄養不足と発達障害 B脱水の危険性
・「赤ちゃんの体重が減っても大丈夫」は誤り
・「母乳育児推進」のための危険な体重基準
・「赤ちゃんに優しい」医療機関の「母親には説明するな」 
   
(第三章)「カンガルーケア」はしてはいけない 
―「体温管理」の重要性をわからない助産師たち 
  ・帝王切開手術直後の母親にカンガルーケアをさせた病院の無責任
・母親のお腹に「保冷剤」を巻いてカンガルーケア
・実務経験のない助産師が増えている
・赤ちゃんはなぜ産声をあげるのか
・安心できない「産声」
・赤ちゃんは「体の色」で危険のシグナルを知らせる
・みんな「冬子」にされている
・危険な赤ちゃんの」「冷え症」
・久保田式は「過激なケア」ではない
・米国ではカンガルーケアを「30秒間」に制限するケースも
・「完全母乳」「カンガルーケア」「24時間母子同室」は母親への拷問
・消された「カンガルーケア」の名前
・カンガルーケアを病院の免罪符にしてはならない 
   
(第四章)「乳幼児突然死症候群」(SIDS)は原因不明ではない 
―「着せすぎ」を防止しない厚生労働省の誤り 
  ・乳幼児突然死症候群(SIDS)は「着せすぎ」に注意
・呼吸停止状態から「第2の産声」をあげた赤ちゃん
・私が見た赤ちゃんの突然死の現場
・欧米の「温めすぎ注意報」
・SIDSの「原因究明」に消極的な理由
・母乳推進の口実に利用されたSIDS
・発達障害を予防する
・ある医療関係者からの手紙 
   
(第五章)「激痛に耐えるお産」はしてはいけない 
―これからお母さんになられる方へ 
  ・お産に麻酔は必要
・「無痛分娩」と「和痛分娩」
・2種類の「和痛分娩」
・「水中散歩」で妊娠中毒症が激減した
・妊婦水泳から学んだ「おしっこ」の予防医学
・赤ちゃんの「主治医」は誰でしょう?
   
(あとがき) 医者冥利に尽きる