読者からのお便り
久保田史郎先生

はじめてメールさせて頂きます。
いきなりのメール、失礼いたします。
私は●●●子と申します。
私は●●市にある障がい者施設で事務をしています。

先生の著書「カンガルーケア」と「完全母乳」で赤ちゃんが危ないを偶然ネットで目にしとても興味を持ち購入させて頂きました。

私にも2人の子どもがおり、子どもの回り、障がい者施設で働く中で障がいをお持ちのお子さんが急激に増えているような気がしておりました。

なぜこんなに増えているのだろうと疑問に思っていた所、先生の著書に出会い、読ませて頂く中で、とても理にかなっている事、統計グラフを見てゾッとしました。偶然の一致ではない。

それと同時に、先生の仰っている事を1人でも多くの妊婦さん・ご家族・これから妊娠される方多くの方に知って欲しいと強く思いました。

ご多忙な先生にこんな勝手なお願いをするのは恐縮ですが、講演会などを行って頂きたいです。

そして1人でも多くの産婦人科医・妊婦さん・ご家族にこの事実を知って欲しいです。
私の出来る事は本当に微力ですが、先生の本を回りの人にも伝えていきたいと思っております。先生の取り組みが少しでも多くの方に伝わり、出産の現場が改善されます事を祈っております。

すばらしい本に出会えた事を感謝しております。
平成27年1月26日



はじめまして。
●●県の○○と申します。
先生のホームページ及び本を拝読させていただきまして、たくさん共感させていただきました。
ありがとうございます。
カンガルーケアと完全母乳が社会の常識のような昨今、先生の見解は私にとっては救世主でした。ぜひこれからも世の中に広く発信していっていただきたいです。
私は昨年第二子を出産しました。
ユニセフの認定を受けている完全母乳推進の病院でした。
母乳の出が悪く、子は生後三日目に脱水になり発熱。発熱してはじめて砂糖水を与えることになりましたが、生後四日目には体重が3200グラム→2700グラムまで減少。私が騒いだこともあり、ミルクをやっと与えることができました。
生後二日目に何かおかしいと思い、ミルクをあげたいと何度も訴えましたが取り合ってもらえず。
どの助産師も赤ちゃん三日弁当水筒説を力説してきたり、うちは完全母乳の病院って知っていて選んだんだろ!と言われたり。小児科医の許可がないと砂糖水もミルクも与えられないからとあしらわれていました。
私自身のストレスも限界になり、家族にも本当に大丈夫なのか?病院にミルクを頼んでみろ!と何度も言われ、余計にストレスがたまりました。
赤ちゃんは寝てばかりいて本当に死んでしまうのではと思った程です。
黄疸はギリギリセーフでしたが。
入院中は早く退院したいと毎日思っていました。
退院してからは少し出始めた母乳とミルクを存分に与え、やせた赤ちゃんは一ヶ月でふっくらになり元気に成長しております。
私は帝王切開だったので体にぶら下がった管と術後の痛みもあって余計に上記の病院の対応がストレスになりました。
一人目の産院は母乳の出を見ながらミルクを足してくれておりました。
生まれた後も温かいマットの上で生後1〜2時間位は様子を見て、それから私の所に連れてきてくれました(帝王切開だったからかもしれませんが)。
その病院で二人目も出産したかったのですが、病棟が混雑していることから分娩制限をしているとのこと。ハイリスク妊婦でないため断られ、しぶしぶ違う産院になった次第です。
私の住んでいる所では完全母乳推進の病院ばかりで選択肢もない状況です。
上記の経験から完全母乳推進とカンガルーケア推進については疑問を感じております。
地上に生まれてくることで体力を消耗し、地上に順応することでさらに消耗する赤ちゃんに最もよいケアをしてあげたいと強く思います。頑張って生まれてきた赤ちゃんを飢えさせ、放置する。そんな馬鹿げた考え方がなぜ浸透したのかと残念に思います。
また一律に母乳だけと決めつけずに、一人一人のお母さんの状態に合わせたケアをしてほしいと思います。
先生のお力でどうぞ日本の産院の違った常識を正してください。
これからも応援しております。