『当院の母乳育児支援について』

 赤ちゃんにとって母乳は、栄養面に優れているのはもちろんのこと、愛情面においてもこの上ないものです。授乳を通してお母さんは赤ちゃんへの愛情をより深め、また赤ちゃんも抱っこされ母乳を与えられることでお母さんへの信頼を強くしていきます。このような母子相互作用は、これからの一生を通じる親子関係の基礎となります。当院では、一人でも多くのお母さんが母乳で赤ちゃんを育てられるように、一生懸命お手伝いさせていただいております。

 母乳育児の第一歩は、妊娠中から始まっています。生まれてきた赤ちゃんが吸いつきやすいオッパイにしておくために、母親教室でお手入れ方法をご紹介しています。また、妊娠中、助産師による乳首のチェックを個別に行い、乳管開通法やお手入れ法をアドバイスしています。

 当院では生まれた赤ちゃんを、出生直後の低体温を防ぐ為に保育器内に2時間収容します。さらに、保育器内の赤ちゃんに低血糖症の予防のため生後1時間目に糖水を与えます。直接母乳は、出生後2時間以降で開始します。赤ちゃんの力強い生命力(吸引力)に驚かれることでしょう。

母乳、とくにはじめに出る初乳は、赤ちゃんにとって理想の栄養源です。赤ちゃんを病気から守ってくれる免疫成分のほか、発育に必要な栄養をバランスよく含んでいるからです。しかし、赤ちゃんが病気をせず、元気に生きていく為に必要な最少限のカロリー(基礎代謝量)を十分にまかなうほどの母乳が出るようになるまでには、通常3〜7日間かかります。その期間、母乳栄養だけでは赤ちゃんの栄養不足は深刻となり、体重は減り、赤血球は壊れ重症黄疸になる頻度は高くなります。

 当院では、出産翌日からお母さんの体調に合わせて母児同室を行い、3時間おきに授乳をしていただきます。赤ちゃんの成長に必要な量の母乳が十分出るようになるまで、先に母乳を吸わせた後に、足りない分をミルクで補います。このことで赤ちゃんの栄養不足が改善され、体重減少も少なく、また低血糖症やビタミンK欠乏による脳出血の心配もなくなりました。これまで赤ちゃんの黄疸は出て当たり前と考えられていましたが、当院の重症黄疸の治療(光線療法)頻度は1000人に1人もないのは驚きです。そのため、光線療法による母子分離を強いられることがありません。ご入院中は、お母さんと赤ちゃんの状態に合わせて、毎日乳房マッサージをおこなっています。退院後もオッパイの卒業まで、母乳・乳房ケアについてのご相談にいつでも対応しております。オッパイでお困りの方は、気軽にご連絡ください。

【料金】
・おっぱいマッサージ 2000円
 乳腺炎、乳汁分泌不足、おっぱいレッスンetc

・断乳処置 3000円〜(2回目以降2000円)
 そろそろオッパイやめようかなぁ〜と思われたら、断乳スケジュールを立てますので、ご自身で止める前にまずはお電話にてご相談ください。

なお、マッサージは助産師が担当させていただきます。
おいでになる際、電話予約をなさってください。092−531−7530までどうぞ。