平成24年6月14日
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局・母子保健課長
泉 陽子様
久保田産婦人科麻酔科医院
院長  久保田史郎

カンガルーケア(STS)中の心肺停止事故・発達障害・
乳幼児突然死症候群を防ぐために
 
1 厚労省は、母乳育児の3点セット(出生直後のカンガルーケア+完全母乳+母子同
室)を直ちに中止すること 
2 カンガルーケア(STS)の長所として上げられている、①体温上昇作用、➁呼吸循環器の安定、③血糖値の安定が、日本の寒い分娩室においても確実であるかどうかを検証すること、 
3 正常新生児(2500g以上)の体重発育曲線を作成し、生理的体重減少の正常範囲
(下限値)を設けること 
4 厚労省は、母乳が満足に出始めるまでの生後数日間、児の体重減少率、脱水、低血糖、低栄養(飢餓)を医学的に厳重に管理する様に、全ての医療機関・保健を指導すること 
5 赤ちゃんは「3日分の水筒と弁当」をもって生れてくる、この説に科学的根拠がない事を、国民および医療関係者とくに助産師に注意を促すこと 
6  厚労省は、出生直後のカンガルーケアと完全母乳哺育を徹底的に教育指導する助産師学校の誤った教育方針を改めること
7  厚労省は、WHO/UNICEFの「母乳育児を成功させるための10カ条」の長所だけではなく、短所も国民に公表すること(短所とは、発達障害の危険因子である高Na血症性脱水、低血糖症、重症黄疸、頭蓋内出血を増やすこと)
8  厚労省は各分娩施設における重症黄疸の治療(光線療法)率を調査すること
(重症黄疸は生後数日間の栄養不足が主原因、重症黄疸を防ぐ医学的管理法を発達障害発生防止策、NICU不足対策、大幅な医療費削減策として導入する事)
9 厚労省は、各都市における発達障害児の発生頻度を調査すること
10 厚労省は、乳幼児突然死症候群(SIDS)の定義を改めること
・現行(日本):SIDSは原因不明の病気、(SIDSは疾患とすべきではない)
11 厚労省は、SIDSの3つの危険因子を見直すこと
○あおむけ寝で育てましょう
○たばこはやめましょう
×できるだけ母乳で育てましょう(国民は人工乳をSIDSの危険因子と誤解するため削除すべき、(尚、米国では人工ミルクはSIDSの危険因子ではない)
○睡眠中の乳幼児に、着せ過ぎ・温め過ぎに注意しましょう (米国で警鐘)
 以上