発達障害の原因と予防 カンガルーケアの危険性 乳幼児突然死(SIDS)
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久保田 史郎(くぼた しろう)

久保田産婦人科麻酔科医院 院長、医学博士/日本産科婦人科学会専門医/麻酔科標榜医
1945年、佐賀県出身。70年、東邦大学医学部卒業後、九州大学麻酔科学教室、同大学産婦人科に勤務、
83年、久保田産婦人科麻酔科医院を開業、これまでに約2万人以上の赤ちゃんを取り上げ、麻酔医の視点から、出生直後の赤ちゃんの冷え性の危険性を訴える。主な研究は、ライフワークに『環境温度が新生児の体温調節機構に及ぼす影響』がある。新生児の冷え性と熱中症の危険性を学会などで訴える。長年の臨床経験から、発達障害の増加は出生直後の寒冷刺激による「冷え性」と生後数日間の「飢餓」による『新生児低血糖症』・『重症黄疸』が原因だと注目し、寒い分娩室での出生直後からのカンガルーケアと完全母乳に警鐘を鳴らす。
乳幼児突然死症候群(SIDS)は着せ過ぎなどによる「うつ熱」(衣服内熱中症)が原因。睡眠中の布団・衣服の着せ過ぎに注意を促す。SIDSは原因不明の病気ではないと、学会や厚生労働省に訴える。

03年、日本小児麻酔学会で「SIDSの原因は放熱障害」を教育講演。
04年、日本臨床体温学術集会で、環境温度が赤ちゃんの体温調節機構に及ぼす影響―赤ちゃんを発達障害・SIDSから守るために―を教育講演。
08年、公明党東京都本部女性局(野上純子氏)の企画で「子育て支援 セミナー」が開催され、発達障害は低血糖症が原因と出生直後のカンガルーケアと完全母乳の中止を訴える。
12年11月、第28回日本分娩研究会学術集会において、『妊婦と赤ちゃんの冷え性を考える』を会長講演。
14年3月、自由民主党本部の障害児者問題調査会(衛藤 晟一会長)に招聘され、発達障害防止策に出生直後のカンガルーケアと完全母乳の中止を訴える。

17年7月、久保田産婦人科麻酔科医院を閉院。
閉院後は、郷里の佐賀市富士町にある株式会社 風(かぜ)に水と健康科学研究所を立ち上げ、執筆活動を含め、講演会などを通して久保田式産科学(予防医学)の普及に努める。
日本の少子化対策・産科医不足対策・NICU不足対策に、現行の産婦人科を産科・婦人科に分割し、より安全なお産を目的に、産科麻酔科専門医制度の導入を訴える。また、完全母乳を実践する『赤ちゃんに優しい病院』と『院内助産院』の増加に警鐘を鳴らす。
著書に「THE OSAN」ー安産と予防医学ー(自費出版 )、
カンガルーケアと完全母乳で赤ちゃんが危ない(小学館)がある。